こんにちは。
単身赴任親父の婿パパです。
私は就職氷河期世代なわけですが、現在はしっかりと正規雇用(正社員)として働いています。
年収も40代の一般ピーポーくらいは頂いております。
働いている会社で現在部署ごとに求人を募集しているのですが、友人に応募してみないかと話してみたところ、内定が決まったからと断られました。
内定先は、出戻りの非正規雇用。
「良いのかい…人生それで?」
40代非正規雇用ってさ…
就職氷河期世代だけが苦しいわけではない
Yahoo!ニュースなどでも良く目にする就職氷河期世代の記事。
ちょうど1993年から2005年くらいの新卒者のことを言います。
特に私のとき、2000年から2003年くらいは本当に酷かったです。
大学を出ても派遣をやっている人もいましたし、採用人数1人のところに20人応募してきたり、男性の新卒採用を少なくして女性を多めにしたり。女性は結婚して辞めていくのを見込んで採用している会社もありました。
ちょうどこのころからブラック企業が増えだしたのかもしれません。
人出が足りない企業は、ほとんどがブラック企業でしたから。
私も非正規雇用で20代を働き始め、休日も週に1回だけ。
今現在、私が勤めている会社は年間休日112日+有休5日。
ボーナスもしっかりと年間4ヵ月分支給されます。
それを考えると、20代のころはすさまじい生き方をしていたものだなと感じます。
そしてその頃の就職氷河期世代を支援しなければという政策が色々とあるのですが、実際のデータを見てみると驚きますよ。
一方、非正社員は40代が24.3%、20代が23.2%、50代が20.4%、30代が19.3%となっている。
この年代別のデータを見る限り、決して就職氷河期世代である40代だけが突出して多いわけではありません。
もっと詳しく2020年のデータで見てみると…
[年代別非正規雇用者の割合]
15~24歳 49.2%
25~34歳 23.5%
35~44歳 27.6%
45~54歳 31.3%
55~64歳 45.0%
65歳以上 76.5%
こんな感じのデータになっているわけです。
チャンスはいくつかあった
40代就職氷河期世代の多くが口をそろえて言う言葉があります。
「自分たちの時代はもう負け組の時代。」
終身雇用が崩壊し定年まで安心して働けなくなり、退職金もまともに貰えないようになってしまったというだけで、正社員で働いていようが負け組だという考えの人が多いです。
冒頭に出てきた私の友人(47歳非正規)もこの考え。
けれどもチャンスはあったんです。
難しい国家資格を持っているので、それを活かして就職活動すればいいとアドバイスしても、自分のやりたいことではないと突っぱねる。
本当にやりたい仕事をするための国家資格を取るために勉強をし始めてから20年はたっているのではないでしょうか。
変化に対応することができなくなってしまっている
チャンスを掴めない理由の1つに、変化に対応することができなくなってきているというものもあります。
私は現在、地元から150キロほど離れている場所で単身赴任をしています。
もう4年が経ちました。
家族と一緒に住めていないという現実もありますが、転職しキャリアアップしてきたので現在は満足しています。
千葉、石川、愛知、静岡などにも定期的に出張へ行けるような今の会社での仕事にも満足しています。
その私が働いている会社へ来ないかと誘っても…
「場所が遠いから残念。」
「地元にあったら必ず応募していた。」
「社長にくせがあるんでしょ?」
確かに地元から離れるのは大変ですが、私のコネで正社員として採用される可能性が高いですし、何より私の会社ではUターン・Iターン・Jターン大歓迎なのです。
実際に去年も友人枠ということで、42歳の方がブラック企業から転職されてきました。
47歳、非正規雇用から脱出するチャンスだと思うのですが、中々変化することができないようです。
年齢を重ねてしまうとしょうがないのかもしれませんが、ある程度の辛さが無ければ良い方向へ変化することもできないのではないかと個人的には思っています。
47歳友人。
12年ほど勤めた非正規雇用勤務の会社を体調不良で退職し1年間療養。
お金が無くなり再び同じ会社で非正規雇用採用。
手取り10万円いくか行かないかの人生リスタートで良いんですかい!?
まとめ
決して40代の就職氷河期世代だけが辛い人生を送っているわけではないのではないかということについて書いてみました。
私の勤めている会社にも移住してきている人もたくさんいます。
取引先にも移住者が数人います。
日本全国チャンスはあるわけです。
皆さんはどう思いますか?